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執筆者の写真三線処 ゆし木ya

よもやま話〜塗り

ゆし木yaの三線は何故塗り入れて無いか良く聞かれますので少しお話したいと思います、シンプルに書くと個性だと思ってます、最近は各協会も黒塗りじゃないとダメだとか言わなくなりましたし以前から塗り無し三線は多くありましたが中々店頭では見かけなかったですね、三線好きな方達は削り上がりを見てから判断してたし職人さんも良い棹が出来た時は塗りたくない時も多々あるとおしゃってます!!

個人的にその木の肌を綺麗に見せる又は磨きをかけて木〆る工法を良く用いておりますのでこの様な仕様が多いんです、特に黒ゆし木は年輪から黒木の様に芯が黒く変化して行ってとっても個性的な木肌になりますので家具でも見てるような気持になってしまいますね、もちろん飾る物では無く素晴らしい音色もちゃんと出せて三線ですからね!!

ゆし木yaはカラクイも極力同じ木から共材にてお作りしておりますのでとっても相性が良いのです、それと県産ヤンバルの木を八割で作ってますし、南方材は二割ですのでその辺は拘らせて頂いてます。

まったく塗らないわけではないんですが現在はウレタン塗装がほとんどですがウレタンだから出来る透明塗りですね

それが鏡面仕上げだったり半艶仕上げだったり刀錆色塗りだったり色々な塗りが調色によって出来る様になったのもあると思います、本来ならば本漆塗りですが時代と共に職人さんも激変して一人の職人さんに集中してしまい時間もかかりますし

ウレタンは科学漆を使ってますし手軽に早く乾くと言う利点もありますしコストも時間も抑えれるわけです。つづく

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